エクセルの基本操作を覚える
今日はいくつか多くの業種で使用頻度の高いと思われるエクセルの基本的な操作を紹介いたします。
どのような業種でExcelを使用するにしても、メインの作業は「タイピング」することだと思いますけど、やはりある程度は文字の装飾やセルの操作なども覚えておいたほうが良いと思うので、ごく基本的なものばかりですけどやってみましょう。
あと、ここで紹介する操作は見るだけじゃなくて、必ず一度はご自分で実際に操作してやってみてくださいね。
解説だけ読んで分かったつもりになっていても、いざやってみると忘れてしまったりできなかったりするといけませんので、是非ご自分でやってみてくださいね。
まずは準備をしてください。
それでは、実際にエクセルシートの好きなセルに「数字」を入力してください。
数字は何でもいいです。
「123456」などで良いですよ。
一つの任意のセルを選択して、数字を入力して「Enterキー」を押下してみてください。
数字を入力したセルの一つ下にカーソルが移動しましたね?
文字を入力して「Enterキー」を押下するとカーソルが一つ下に移動するので、連続で下のセルへ、また下のセルへデータを入力するときには「Enterキー」で移動してデータ入力を続けます。
ちなみに「Tabキー」を押下すると右に移動するので、横方向に連続でデータ入力するときに覚えておくと少し便利ですよ。
それでは、先ほど入力したデータに対して色々な操作を試してみましょう。
使用頻度の高い操作
それでは、先ほどの操作でデータを入力したセルからカーソルが動いてしまっている人もいると思うので、マウスを操作して文字・または数字を入力したセルを選択してください。
上図のように文字を入力したセルを選択した状態で、これから解説していく操作を行うことによって「セルの着色」や「フォントサイズの変更」などが出来るようになります。
「操作したいセルを選択する」という動作に慣れてください。
フォントサイズを変えてみる
入力した文字の大きさを変更するには、図のようにツールバーのフォントサイズボタンを使用します。
「▼」をクリックすると、数値を選択するプルダウンメニューが表示されますので、任意の数字をクリックすればフォントのサイズが変更できます。
ここで選択する数値が大きければ大きいほどフォントサイズは大きくなり、当然逆に小さい数字を選択すればフォントサイズは小さくなります。
ここで、例として「24」をクリックしてみます。
ね?
フォントサイズが大きくなりったでしょ?
フォントの配置
一つのセルの中で入力した文字を右詰にしたい場合や、左詰めにしたい場合、また上下を変更したい場合はツールバーの「配置」のメニューから選択します。
「上揃え」のボタンをクリックすれば、セル内の文字が上揃えになり「左揃え」のボタンをクリックすればセル内の文字が左揃えになります。
一度試してみてください。
下線を引いてみる
表のタイトルなどに下線を引きたい場合は、ツールバーの「下線」ボタンをクリックします。
文字を強調する場合などに使用することが多いボタンです。
ボタンをクリックしてみると下図のようになります。
また、ツールバーの「下線」ボタンには▼の印が付いていて、これをクリックすることによって普通の下線と二重下線を選択する事が出来ます。
フォントの色を変更する
セルに入力した文字の色を変更するには、下図のようにツールバーの「フォントの色」ボタンをクリックします。
例えば、今現在「フォントの色」ボタンは赤色になっていますのでボタンをクリックするとセルの文字が赤になります。
赤以外の別の色を選択したい場合は▼をクリックして、好きな色を選んでください。
それでは例として、「緑」を選んでみると下図のようになります。
今回「緑」を選択したので、次回から色を選択しなくても「A」と書かれたボタンが緑色になるので、ボタンをクリックするだけで緑色のフォントになります。
この「A」と書かれたボタンは、毎回最後に選択した色を記憶しているのでボタンの色を見てくださいね。
セルの色を変更する
次にセルの色を変更してみましょう。
先程のフォントの色を変更するときと同じく、今現在「セルの色」のボタンは黄色になっていますので、ボタンをクリックするとセルは黄色になります。
別の色を選択したい場合は▼をクリックして任意の色を選んでみてください。
ここで、下の図では青色を選択してみました。
主にエクセルというアプリケーションの使用用途は「表」の作成であることが多いのですが、表の見出しにあたるセルなどを着色すると表が見やすくなったりするので、案外使用頻度の高いボタンです。
罫線を引いてみる
それではセルに罫線を引いてみますが、一つのセルだけに罫線を引いても結果が解り辛いので、複数セルをドラッグして選択してみてください。
(適当でいいです。)
ここで例として、「B6」セルを選択して、「D11」セルまでドラッグしてみました。
今選択した範囲に罫線を引くには、ツールバーの「罫線ボタン」を使用します。
図の状態ですと、選択したセルの範囲の最下部に罫線を引く状態になっておりますが、今までと同様に▼のボタンをクリックすることによって、上に罫線を引いたり格子状に罫線を引いたりなどの選択ができます。
イロイロ試してみてください。
また、ツールバーのボタン以外にも、右クリック⇒セルの書式設定を選択して「罫線」と書かれたタブをクリックすれば点線で罫線を引いたり、罫線の色を変更したりなど細やかな設定が可能です。
ここでは例として、ツールバーの罫線ボタンから「格子」を選択してみました。
この説明だけではイメージしにくいと思いますので、実際に色んな罫線を引いてみて練習してください。
「格子」以外にも、セルの左部分だけに罫線を引いたり下だけに罫線を引いたりなどいろんなパターンを試してくださいね。
セルを結合する
Excelを利用して表などを作成する場合、見出し部分のセルを結合して使うことがあります。
普段セルは方眼紙のようになっていますが、いくつかのセルを合体させてタイトル列を作ってみたりするときに頻繁に使います。
ここでは、例として「B6」のセルを選択し「D6」のセルまでドラッグして3つのセルを選択した状態にします。
今選択した複数のセルを単純に結合するには、ツールバーの「セルを結合して中央揃え」ボタンををクリックします。
このボタンをクリックすると、ボタンの名前通り複数のセルが結合されて、入力されている文字の配置が中央揃えになります。
それでは、クリックすると下図のようになりますので試してみてください。
この操作は、ツールバーの「セルを結合して中央揃え」ボタンを押下でなくても、右クリック⇒セルの書式設定から「配置」タブ内の「セルを結合する」を選択することによっても実行可能です。
保存してみよう
それでは、今日の最後のお題は「ブックの保存」についてです。
今でやってきた作業の状態を保存するにはいくつかの方法があるので、それぞれ覚えておいてください。
名前を付けて保存する
今日エクセルの操作をいくつか紹介しましたが、その状態を残しておくためには「保存」の方法を知っておかなければいけません。
まずは、今作業をしたブックを保存するためには「名前を付けて保存」をやってみましょう。
エクセルの画面左上に「Officeボタン」がありますので、これをクリックします。
(古いバージョンのエクセルの場合は、メニューバーの「ファイル」をクリックします。)
このボタンをクリックすると「名前を付けて保存」と書かれたボタンがありますので、これをクリックすると、今作業をしているブックを保存することが出来るのですが、少し注意があります。
この「名前を付けて保存」をクリックしてブックを保存すると、新しいExcelを使用している人しかそのファイルを編集できなくなってしまいます。
もちろん、今保存したブックをそのパソコンでしか編集しない場合などはOKなのですが、他のパソコンでもそのブックを編集する用途がある場合などは、保存する形式に注意しなければなりません。
古いバージョンのエクセルでも作業をする必要がある場合は、「Excel 97-2003ブック」を選択して保存するようにしましょう。
ここでは、練習のための保存ですので普通に「名前を付けて保存」のボタンをクリックしてブックを保存してみましょう。
ボタンをクリックすると、どこに保存するのかを決定するウインドウが表示されますので、ご自身の解り易いところに保存してください。
ファイル名は何でも構いませんが、後から解り易いようにしておくとベターです。
ここでは、パソコンのデスクトップに「テスト」という名前で保存してみます。
ファイル名の入力ウインドウに適宜名前を入力したら、画面右下の「保存」ボタンをクリックします。
きちんと保存できましたか?
上書き保存する
新しいブックを保存する場合には前述の「名前を付けて保存」をする必要がありましたが、一度保存したブックを再編集して、更新した内容を再度保存する場合には「上書き保存」をします。
エクセルの画面左上に「Officeボタン」がありますので、これをクリックすると「上書き保存」のボタンがありますので、これをクリックすることによって保存が完了します。
実際にやってみてください。
とりあえず閉じる
新しいエクセルファイルの編集後に「×」を押下してブックを閉じると、「名前を付けて保存」の状態となり、既存のエクセルファイルを編集後に閉じると上書き保存するか否かを聞かれますので、任意に保存or廃棄してください。
うっかりとブックを閉じるボタンをクリックしてしまったときなどは、慌てずに保存or
破棄を選択して下さい。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
今日やってみたことは比較的使用頻度の高い操作ですし、今後当サイトで紹介する表作成をする上で必要な動作ですから、しっかりと覚えておいてください。
ちなみに、今日紹介した操作を下記に列挙します。
- フォントサイズの変更
- フォントの配置
- フォントの色を変更
- セルの色を変更
- 罫線を引く
- セルを結合
- 保存
どれも見ているだけでは操作が解りにくいかもしれませんが、実際にやってみると簡単なことばかりですので、一度ご自分で操作をやってみて身に付けてくださいね。
- Introduction
- Excelの練習を始める前に・・・
- エクセルの知っておきたい基本的な用語集
- エクセルの基本操作を覚える ←いまココ
- 連続データの入力
- エクセルで簡単な計算をイロイロな方法でやってみる
- 家計簿を作ってみよう
- 模擬テストをやってみよう
- エクセルで業務効率を上げるためのアドバイス
- 色んな練習で慣れておこう
いいよね?
最後まで私の拙いエントリーを読んでいただいてありがとうございます!もしもこの記事が少しでもあなたのお役に立てたなら、ぜひ「いいね!」していってください。
また何か新しい発見をお届けできるかもしれません。
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コメント
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- 2012年 10月 12日トラックバック:連続データの入力 | デルタブログ
- 2014年 6月 29日トラックバック:匿名

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