先天性風疹症候群とはどんな病気なのか?
先天性風疹症候群とは胎児に先天異常をもたらす疾患で、女性が風疹に対して免疫が無い場合に妊娠初期に風疹に感染すると胎児に先天性の障害を起こすことがあり、これを先天性風疹症候群といいます。
出生胎児に白内障や緑内障、または心疾患以外にも難聴・精神運動性発達遅滞などを認める場合があります
先天性風疹症候群として出生胎児に何らかの異常を引き起こす確率(頻度)は、妊娠初期にウイルス感染すると高くなり、妊娠から時間がたつにつれて低くなってきます。
つまり、受精から妊娠の直前直後に風疹のウイルスに感染すると胎児に影響を及ぼす可能性が高く、日が経過し胎児が安定すればするほど胎児がウイルスの影響を受ける可能性は低くなります。
この先天性風疹症候群に有効な治療は特段ありませんので、女性自身が風疹に対する免疫を持つことが大切ですので、女性であれ男性でも風疹のワクチン接種をすることが未来の赤ちゃんを守る上でとても重要な手段になります。
補足
厚生労働省の感染症法に基づく医師の届出のお願いの中で下記のように定義と特徴について記されています。
(1) 定義
- 風しんウイルスの胎内感染によって先天異常を起こす感染症である。
(2) 臨床的特徴
- 先天異常の発生は妊娠週齢と明らかに相関し、妊娠12週までの妊娠初期の初感染に最も多くみられ、20週を過ぎるとほとんどなくなる。
- 三徴は、白内障、先天性心疾患、難聴であるが、その他先天性緑内障、色素性網膜症、紫斑、脾腫、小頭症、精神発達遅滞、髄膜脳炎、骨のX線透過性所見、生後24時間以内に出現する黄疸などを来しうる。
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