もしかするとWP LaTeXで表現の幅が広がるかもしれない件
以前からの悩みが一つスッキリしたので備忘録を兼ねてシェア!!
WordPressでブログを運営していて分数や数式を表現できなくて困ることが多かったんだけど、WP-LaTeXってプラグインのおかげで無事に解決しました。
例えばWeb上で計算式を書きたい時などは、足し算・引き算程度であれば「10+5-2=13」などと記述すればいいのですが、分数を表現したい時やマイナスの付く平方根を表現したい時、または複雑な数式を表現したいと思ってもHTMLで表現するのはなかなか難しいものです。
そこで、WP-LaTeXの出番です。
まずはインストール
・・・とは言うものの、インストール自体は特別難しいステップが必要なわけではないので、割愛します。
プラグインをダウンロードしてFTPでアップするのであれば、下記URLからダウンロードしてください。
http://wordpress.org/extend/plugins/wp-latex/
もちろんWordpressのプラグインのインストールページから【wp latex】等のキーワードで検索してもOKです。
WP-LaTeXの使い方
まず、以下にWP-LaTeXの記述方法などを紹介しますが、表示の都合で”[”と”latex]”の間に半角スペースを入れておりますのでご了承ください。
さて、使い方としては特別な設定は必要なく、記事やページで[ latex]数式[/latex]と記述して、「数式」と書いた部分にはLaTeXの書式で数式を入力します。
(デフォルトの文字色・背景色・サイズを変更したい場合や、ジェネレータの変更の必要が無い限り設定不要だと思うよ)
いくつか実例をご紹介しますね。
[ latex]e^{\i \pi} + 1 = 0[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]\sum_{i=1}^{n}i[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]y=\frac{1+x}{1-x}[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]\sqrt[3]{\mathstrut g}+\sqrt{\mathstrut 6+8^2}[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]R=\frac{Y+x}{\sqrt[3]{\mathstrut g}+\sqrt{\mathstrut 6+8^2}}[/latex]⇒⇒⇒
上手く表現できたかな?
実際にLaTeXの書式の使用は少々慣れが必要ですけど、簡単な数式やよく使うものだけにポイントを絞ってメモしておけば、組み合わせ次第で様々な数式がWordpress上で表現できるので、イザという時に何かと便利です。
ぜひお試しを!!
私がよく使う書式(個人的備忘録)
LaTeXの書式は非常に奥が深いので、すべてをご紹介することはとてもできませんが、取り急ぎ私が頻繁に使うものだけをまとめておきたいと思います。
足し算・引き算・掛け算・割り算
足し算や引き算は書式の中でそのまま半角で「+」「-」と記述すればOKです。
掛け算・・・\times 例)[ latex]2\times3=6[/latex]⇒⇒⇒
割り算・・・\div 例)[ latex]10\div2=5[/latex]⇒⇒⇒
分数
分数を表現するには\frac{分母}{分子}を使います。
例えば、2分の1なら[ latex]\frac{1}{2}[/latex]と表記して、となります
もうイロイロと組み合わせれば、分数の中に分数を入れたりルートを入れたりできます。
[ latex]B=\frac{\frac{a^n}{n!}}{1+\frac{a}{1!}+\frac{a}{2!}+\frac{a}{3!}+\frac{a}{4!}}[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]R=\frac{Y+x}{\sqrt[3]{\mathstrut g}+\sqrt{\mathstrut 6+8^2}}[/latex]⇒⇒⇒
上付き数字・下付き数字
二乗・三乗のような上付きの数字の場合【^】を使い、下付きの文字の場合【_】を使うことによって表現することができ、そこにマイナスなどを含めることも可能です。
(マイナスを入れる場合{ }で囲むとウマくいくようです)
[ latex]$X^2[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]$Y_2[/latex]⇒⇒⇒
[ latex]$Z^2[/latex]⇒⇒⇒
ギリシャ文字
読み | テキスト | 書式 | 表示サンプル(小文字) | 表示サンプル(大文字) |
アルファ | α | \alpha | ||
ベータ | β | \beta | ||
ガンマ | γ | \gamma | ||
デルタ | δ | \delta | ||
イプシロン | ε | \epsilon | ||
ゼータ | ζ | \zeta | ||
イータ | η | \eta | ||
シータ | θ | \theta | ||
イオタ | ι | \iota | ||
カッパ | κ | \kappa | ||
ラムダ | λ | \lambda | ||
ミュー | μ | \mu | ||
ニュー | ν | \nu | ||
グザイ | ξ | \xi | ||
オミクロン | ο | o | ||
パイ | π | \pi | ||
ロー | ρ | \rho | ||
シグマ | σ | \sigma | ||
タウ | τ | \tau | ||
ウプシロン | υ | \upsilon | ||
ファイ | φ | \phi | ||
カイ | χ | \chi | ||
プサイ | ψ | \psi | ||
オメガ | ω | \omega |
※書式の頭文字を「大文字」にすると、表記されるギリシャ文字も大文字に変わります。
例)[ latex]\sigma[/latex]⇒⇒⇒[ latex]\Sigma[/latex]にするると、⇒⇒⇒
となります。
サイズや書式の変更
複雑な数式であればサイズを変更した方が見やすいかもしれません・・・
サイズの変更は[ latex size=”5″]のようにサイズ指定してあげればいいです。
例えば[ latex size=”4″]とすると
同様の方法で、テキスト色や背景色もcolor=”ff0000″とかbackground=”00ff00″って感じで指定することが可能です。
最後に・・・
本当に紹介しだすとキリが無いので、今後ブログを運営していくうえで「あ、こんな数式を表現したい!」なんて思いつくことがあれば、その都度この記事の項目を増やしていこうと思います。
いいよね?
最後まで私の拙いエントリーを読んでいただいてありがとうございます!もしもこの記事が少しでもあなたのお役に立てたなら、ぜひ「いいね!」していってください。
また何か新しい発見をお届けできるかもしれません。
何か見つかるかもね
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